AVE MARIA

〜始まりの歌〜
Scotto Hall

本企画について

「アヴェ・マリア」は世界でもっとも多く作曲されているテキストです。
 中世から今日に至るまで世界中の作曲家がアヴェ・マリアを作曲しています。
誰もが耳にした4大アヴェ・アヴェマリアと呼ばれるバッハ=グノー、シューベルト、カッチーニ、アルカデルトの楽曲だけでなく、モーツァルト、ロッシーニ、メンデルスゾーン、エルガー、ブラームス、マスカーニ、ホルスト、ラフマニノフなど、歴史上の名だたる作曲家がアヴェ・マリアを後世に残しています。そしてその楽曲たちは、遥か昔から現在に至るまで、世界中の多くの人々に愛され続けています。

数多の作曲家を魅了する「アヴェ・マリア」の魅力とは一体何なのでしょうか? 

それは「祈りたまえ、罪人であるわれらのために」と書かれたテキストの一部からも
わかるように、私たち人類がいつの時代においても、無原罪の聖母マリアのように、穏やかで平穏な暮らしを夢見て生きているからではないでしょうか。そしてそれは、全ての生命が、地球という一つの星中で、それぞれの役割を持ち、それぞれの宿命を背負って生きているという証でもあります。

しかし、こうしてどんなに言葉を並べても、人々の恒久的な平和への祈りをカタチにすることは難しく、それをカタチにすることこそが音楽に与えられた始めての役目でした。西洋音楽の祖となるグレゴリオ聖歌が生まれた背景にはこうした理由があったと思います。

偉大な作曲家たちが残した数多のアヴェ・マリア作品に生で触れることで、あなたの日々の暮らしの中に優しさに包まれた新しい温かな風を感じることができれば幸いです。

また、このコンサートは、コロナですっかり変わってしまった私たち自身の日常を取り戻すためのコンサートでもあります。場所は今から100年前と同じカタチで残る西早稲田にある早稲田教会の礼拝堂「スコットホール」です。私たちの「始まりの場所」として敢えてこの礼拝堂を選びました。

2021年10月
THE LEGENDプロデューサー吉田知明

「6人の人物の前に現れる無限罪のマリア」Bartolome Esteban Perez Murillo1660~1665

Ave Maria, gratia plena,
おめでとう マリア、恵みに満ちた方よ、

Dominus tecum,
主はあなたとともにいます。

Benedicta tu in mulieribus,
女たちの中からあなたが祝福を受け、

Et benedictus fructus ventris tui, Jesus.
 胎内の御子イエスも祝福されます。

Sancta Maria, Mater Dei,
聖なるマリア、神の御母よ、

Ora pro nobis peccatoribus,
祈りたまえ、罪人であるわれらのために、

nunc et in hora mortis nostrae.
今も、そしてわれらの死の時も。

Amen
アーメン。

歌唱予定演目

アルカデルトの「アヴェ・マリア」(作曲:J.アルカデルト)
グレゴリオ聖歌「アヴェ・マリア」
「アヴェ・ヴェルム・コルプス」(作曲:W.A.モーツァルト)
モーツァルトの「アヴェ・マリア」K554(作曲:W.A.モーツァルト)
パレストリーナのミサ曲集第7巻「ミサ・アヴェ・マリア」(作曲:G.P.ダ・パレストリーナ)
グノーの「アヴェ・マリア」(作曲:C.グノー)
シューベルトの「アヴェ・マリア」~D 839 Op.52 No.6 変ロ長調(作曲:シューベルト)
トスティ歌曲による「アヴェ・マリア」(作曲:F.P.トスティ)
エルガーの~Op.2-2「アヴェ・マリア」(作曲:E.エルガー)
ドニゼッティの「アヴェ・マリア」(作曲:G.ドニゼッティ)
「アヴェ・マリア」(作曲:G.ヴェルディ)
サン・サースの「アヴェ・マリア」~Op.145(作曲:C.C.サン・サーンス)
ビゼーの「アヴェ・マリア」(作曲:G.ビゼー)
カッチーニの「アヴェ・マリア」(作曲:V.ヴァビロフ)
ラフマニノフ~晩祷 Op.37 「アヴェ・マリア」(作曲:S.ラフマニノフ)
マスカーニの歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』 間奏曲 「アヴェ・マリア」(作曲:P.マスカーニ)
ブラームスの「アヴェ・マリア」Op.12(作曲:ブラームス)

スコットホール(早稲田奉仕園)とは?

早稲田教会の礼拝堂でもある「スコットホール」は、1921年完成の歴史的建造物で、1923年の関東大震災や、1945年の東京大空襲で間近に迫った炎にも耐え、 ほぼ建設当時のままの姿を今に残しています。赤煉瓦の外観に天井の高さと内装の木が醸し出す落ち着いた雰囲気と音響効果が特徴です。1990年東京都より「歴史的建造物の景観意匠保存」の指定を受けています。

2022年3月まで新型コロナウィルス感染拡大防止のため必ず会場客席数の50%未満で実施いたします。また、お客様にご購入いただいたお座席の前後左右は必ず空席となります。複数でご観覧されるお客様に関しても、必ず前後左右空席を確保させていただきますので予めご了承頂きますようお願い申し上げます。

日時

2022年1月16日(日)
開場 16:00
開演 17:00
※開場時間になりましたらPeatixチケット番号順にご入場いただきます。
※インターネット配信はありません。

出演

THE LEGEND
 
ピアニスト
西尾周祐

会場

スコットホール(早稲田奉仕園)

料金

6,000円(全席自由・税込)

チケット発売

2021年11月8日(月)19時〜 

※URLは販売開始時間になりましたらアクセスできます。

※Peatix(ピーティックス)を利用したチケットレス方式です。チケット郵送はございません。

※Peatixの登録がお済みでない方は事前にご登録をお願いします。スマートフォンまたはパソコンからお申込みください。電話での受付はございません。

お問い合わせ

カンパニーイースト
TEL 0570-0701-62
平日 11:00~17:00

主催

カンパニーイースト

お知らせ

※未就学児入場不可
※写真撮影・録音・録画はお断りさせて頂いております。

【新型コロナウィルス感染拡大防止へご協力をお願いいたします】

※新型コロナウイルスの影響により、直前の公演延期、座席変更等の可能性があることをご了承ください。

※新型コロナウイルス感染対策のため、ご来場者全ての方を対象に検温を行います。体温の高い方、体調のすぐれない方のご入場をお断りする場合がございます。

※公演中を含め、会場内ではマスクの着用をお願いいたします。

※出演者・関係者の面会や出待ちを含め、贈り物や差し入れ、お花のお預かりは辞退させていただきます。当日お持ち頂きましてもお受け取り出来ませんのでご了承ください。

※お申し込みいただいた方の情報は、必要に応じて保健所などの公的機関へ提供させていただく場合がありますので、ご理解ください。